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野に咲く花のように

 教会の玄関には、Sさんが持って来てくれる花が活けられて、来る人をやさしく迎えてくれます。四季折々の花は心を和ませてくれますね。

 花に関心の無かった私が最近興味を持つようになり、部屋に花を飾ろうと思いつきました。そこで、鉢植えの花を購入して飾りました。ところが、あっという間に花を枯らしてしまったのです。その後も何回か挑戦しましたがダメでした。何故だろうと考えたら、花はチラッと見るけど、水もやらずにほったらかしていたのです。

 話は変りますが、三宮麻由子さん(視覚障害者)が書いた本の中に次のような一節が有ります。

 《生け花で使う葉っぱは、しんなりと柔らかく、指が当たってもほとんど反応がない。・・・・庭にあるものの葉っぱは、ちょっと指が触れただけで、パキッと音を立てて葉脈が折れるのだ。さらに森の花の葉は、指を当てるとパキッと折れるだけでなく、枝からの弾力が指に伝わり、一種の反発を感じる。》

 切り取られて花瓶に差された花と、庭で人の手を掛けて育てた花と、自然のままで育った花の、生命力の違いを見事に言い表しています。

 人間にも同じ事が言えると思います。生け花のように根が切り取られ栄養だけを与えられても、ひ弱になり花瓶のような家に居ることしか出来なくなります。

 花にとって根は大切です。根がしっかり張るから、重力に負けないで上に向かって伸びていく事が出来るのです。花にとって根は大切なように、人間にとっても根は大切です。人間にとっての根は、「親」であり「家庭」です。人間は親という根から社会で生きていくのに必要な栄養をもらうのです。

 花にとって生えた場所が、人が手入れをした庭か、手付かずの森や野原かによって、違ってきます。土の柔らかい庭では根を伸ばしやすく栄養もふんだんに取れるでしょう。固い土や石ころだらけの森では、根はなかなか伸びることが出来ずに、栄養もあまり取れないでしょう。でも、不思議なことに栄養の取れない森の花のほうが生命力があるのです。

 恵まれた家庭に育った子が良い大人になるとは限りません。恵まれない家庭に育った子が社会に出てすばらしい人生を送っている人は沢山います。大事なことは一生懸命生きるということではないでしょうか。

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