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教祖伝を拝読して その十三

 明治十八年に入ると、教会設置運動の機運が高まり、四月と七月に大阪府へ願い出ました。
 また、同時に、神道管長宛に眞之様以下十名の人々の教導職補命の手続きを取りました。
 大阪府への教会設置は却下されましたが、神道本局直轄の六等教会設置が許可され、眞之様以下十名の教導職補命が発令されました。
 天理教の教えは、神道とはまったく異なるものでありますが、教祖の御苦労を考えると、また人々が自由に参拝できるようにと、当時の人々の並々ならぬ苦労が伺えます。
 でも、親神様の目から見れば、教会設置云々は問題ではなく、ひたすら陽気ぐらしへのつとめの完成であります。
 かねがね教祖は、しんばしらの眞之と仰せになり、道の芯を明らかにしておられます。今は若輩でも、周りの者の誠真実の肉を巻けば、立派な真柱になると、人間思案をなくし神一条の道を教えられました。
 明治十九年二月十八日、心勇組(今の敷島大教会)の信者が大勢お屋敷に参詣に来て、十二下りを勤めさせて下さいとお願いしましたが、教祖に御迷惑が掛かるからとお屋敷では断りました。
 でも、一部の者は勢いに任せて、信者の宿泊所になっていた村田長平方の二階でてをどりを始めました。それを探知した櫟本署の巡査がやって来て、信者たちを解散させ、教祖と眞之様他二名を拘引しました。これが教祖最後の御苦労です。
 この時の逸話があります。(教祖伝より)
 やがて夜が明けて、太陽が東の空に上った。が、見張りの巡査は、うつらうつらと居眠りをして居る。巡査の机の上につけてあるランプは、尚も薄ぼんやりと灯り続けて居る。
 教祖は、つと立って、ランプに近づき、フッと灯を吹き消された。この気配に驚いて目を醒ました巡査が、あわてゝ、婆さん、何する。と、怒鳴ると、教祖は、にこ/\なされて、
「お日様がお上りになって居ますに、灯がついてあります。勿体ないから消しました」
と、仰せられた。
 また、或る日、菓子売りの通るのを御覧になって、
「ひさや、あの菓子をお買い」
と、仰せられた。何なさりますか。と、伺うと、
「あの巡査退屈して眠って御座るから、あげたいのや」
と、仰せられたので、こゝは、警察で御座りますから、買う事出来ません。と答えると、
「そうかや」
と、仰せられて、それから後は、何とも仰せられなかった。
 教祖にとっては、ご自分を取り調べる警察官も頑是ない子供のように思われたのです。この深い親心を我が心としたいものであります。

 

 

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