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天の恵み

 隣の健太君がやって来ました。
「ナオじいちゃん、これ青森のお土産」
と、言ってリンゴの入った紙袋を手渡しました。
「健太、ありがとう。ワシはリンゴが大好きなんじゃ」
「ところで、青森はどうだった?」
「雪が多かった。特にうちのおじいちゃんの所は積もると二メーター以上になるんだ」
「去年なんか雪の回廊が出来て、上をスキーで飛べるんじゃないかと思ったくらいなんだ」
「ほう、テレビでやってるやつだな。観光バスが走っている上をスキーで飛び越える」
「そうそう」
「毎日のように雪片付けをさせられたよ」
「でもな、雪は悪いことばかりじゃないぞ」
「県庁所在地で一番雪が多いと言われている青森市は、山に降った雪解けの水があるので水不足になったことが無いらしい」
「それに、水道の水は八甲田山の雪解け水だから美味しいそうだ」
「詳しいんだね」
「実は青森に友人がいてな、やつが教えてくれたんだ」
「北国は、青森に限らず果物が美味しんだ、このリンゴのようにな」
「なんで北国は果物が美味しいの?」
「夏の日中はどこでも気温が上がるだろ、でも夜になると特に北国や高地では気温が下がる」
「夜気温が下がると、果物はキューっとなって糖分を出すんじゃ。健太も寒い時は身を縮込めるじゃろ、それと同じじゃ」
「これも天の恵み、親神様の恵みじゃ」
「親神様は寒さと云う苦労もさせるが、美味しいものという喜びも与えてくれるんじゃよ」
「うん、そうだね」
「天気と云うのは天の気で、親神様の気持ちが表れている。大雪が降るのも洪水になるのも台風が吹くのも、親神様が悲しんでいたり、残念に思っていたりしているからだとワシは思う」
「だから、親神様に喜んでもらうようにしなければいけない」
「この世が陽気ぐらしの世界になったら、雨は一月に六日それも夜に降らせると言われる」
「そうなったら良いね」

 

  

 

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