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ひのきしん

 孫娘の治子さんが久しぶりに遊びに来ました。
「ナオじいちゃん、こんにちは」
「治子か!元気だったか?」
「うん、元気だったよ」
「ところで、今大学でボランティア活動をしてるんだけど、ボランティアとひのきしんはどう違うのか分からなくて」
「う〜ん!良い質問だ」
「ボランティアとひのきしんの共通点は、自発性と無償性(相手に見返りを求めない)だが、最近は有償のボランティアもあるということだ」
「ボランティアとひのきしんの違いは、ボランティアは人に対する行動であるが、ひのきしんは神様に対する感謝の気持ちを行動に表したものだ」
「たとえば、東日本大震災の時には被災地の救援活動に多くの人がボランティアを行った、それは震災によって多くの人が苦しんでいるからだ」
「そこに苦しんでいる人が居て、自分は何不自由なく暮らしているが、何か社会の役に立ちたいと思ったのでボランティアをした、と云うのがボランティアの多くの場合だとワシは思う」
「それに対してひのきしんは、自分は神様からこの身体をお貸しいただいて、結構に暮させていただいている事に感謝することから始まる」
「そして日頃この感謝の気持ちを何か行動に表せないかと考えている時、東日本大震災の災害救援ひのきしんがあるのを聞いて参加した、と云うのがひのきしんだ」
「まだぴんとこないんだけど」
「『ひのきしんは、信仰に燃える喜びの現れで、その姿は、千種万態である。欲を忘れて、信仰のままに、喜び勇んで事に当るならば、それは悉くひのきしんである。』と教えられるように、災害の救援をすることだけがひのきしんではない、ゴミ拾いや道に迷っている人に道案内をすることも立派なひのきしんだ」
「また『ひのきしんは、一時の行為ではなく、日常の絶えざる喜びの行為である。しかも、その喜びは、自分一人に止るのではなく、他の人々をも感化し、心あるものは、次々と相携えて、その喜びを共にするようになる。』と云うように、ひのきしんは何時でも誰でも出来ることなんだ」
「ひのきしんは健康な人、生活に余裕がある人だけが出来るのではない、身体の不自由な人でも神様に感謝する気持ちがあれば出来ることなんだ」
「神様に感謝する事が大事ってことね」

 

  

 

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